離職について考える
今回は現在、多くの会社で起こっている離職についてがテーマです。
私なりの離職についての考えを以下にまとめ、意見を述べていきたいと思います。
特に離職については入社1年目~3年目が多いと考えられ、理由としては様々ですが、あえて三つ挙げるとすると
- やりたかったこととのギャップ
- 人間関係
- 待遇面
が退職していく方で多いのではないかと考えます。
待遇面については1と2が克服できれば自ずと付いてくるくるものとして捉える為
主に1と2を以下で分析していきたいと思います。
1のやりたかったこととのギャップでは、主に就職活動での失敗が第一に考えられます。
企業分析や業界分析など、または実際にそこで働いている社員からの生の意見などを参考にすると、ある程度の仕事のイメージは付くと考えられるからです。
又、インターンシップや入社前研修がある会社であれば、そこでのギャップはあまり生まれないと考えられます。
しかしそれでも、実際に入社し思ったことと違うという風になれば、そもそも自己分析がきちんとできていないだけで、本人にも不幸なものとなります。
ここでの注意することは、学生や転職者の方は安易に良さそうだからといった理由で入社せず
上記のようにしっかりとした自己分析や企業分析などを通し
自分の軸に沿った形で選ぶことです。
又、企業側では採用段階でしっかりと応募者のキャラクターや本人の意志や決意を見極め
会社にあった人材を選ぶことに尽きると思います。
2の人間関係については誰でもどこにでも、苦手な人はいるものですが
そもそも人間関係が上手くいかない原因を考え、それに対して改善していくよう努力していくことです。
同じ会社である以上、敵など存在しません。
みな尊敬の念を持って接すれば上手くいくと考えられます。
アドラー心理学を参考にすれば
アドラーはすべての人の悩みは対人関係からくるものだと捉えています。
そして、それを解決するのが「共同体感覚」であり、それを持てるように必要なものを次の三つを提起しております。
【自己受容について】
与えられているものに対し、「何が与えられたのか」ではなく「与えられたものをどのように使うか」です。
「わたし」に対する見方を変え、使い方を変えていくことで変えていくことができるものは変えていくという勇気を持つことが大切だと述べております。
【他者信頼】
「信用」と「信頼」を区別し唱えています。
「信頼する」という行為は無条件に他者を信じるということです。
対人関係において懐疑を置けば、どんな人でも深い関係は築けません。
他者がどう思うと、まずは自分が無条件に相手を信頼し、「わたしがどうするか」だけを考えなければなりません。
【他者貢献】
「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感する為にこそ、なされるものと捉えています。
労働とは、金銭を稼ぐ手段ではなく、労働によって他者貢献をなし、共同体にコミットし
「私は誰かの役に立っている」ことを実感して、自らの存在価値を受け入れています。
以上、これらのことから、大事になってくることでまずは
他者がわたしに何をしてくれるのかではなく、わたしが他者になにをできるのかを考え、実践していくことです。
それが、第一として持つべき心構えであり
それがなされなければ信頼関係も築けることはできないと考えます。
話を戻すと、現在、3年目で3割の人が会社を辞めていっているのが現状であり
多くの企業も頭を悩ませていると思います。
あなたの思う離職が多い理由は何だと思いますか?
今、国としても人口減の歯止めに、働き方改革を通し、多様な働き方の実現を目指しています。
時代の変化による様々な要因もあり、働くとは一筋縄ではいかないのかもしれませんね。
ありがとうございました。